4/3 水、+2:50 近況
お久しぶりです ! …と言っても、2009 年以前の読者なんて殆ど居ないですね。やっぱりツイッターだけだと、取り留めの無い呟きなどが区切りなく混ぜこぜになってしまって、後から読み直すには纏まりが悪いので、週に一回ぐらい、せめて月に一回は日記に近況を纏めたりして行きたいなあと思いました。続くかどうか分かりませんが、なるべく続けます。
これまでのウエブ上での活動をちょっと振り返ると、このサイトを開設したのが 2004 年の春。主な活動場所を pixiv に移したのが 2008 年の十月。2009 年七月にツイッターを始めてからは pixiv からも離れる事が多くなって、基本的にツイッターに居るという状態になっていました。描く絵について言えば、元々は『ヨッシーアイランド』を踏まえたヨッシーの絵ばっかり描いていましたが、ちょうど pixiv に移る時期に『しずくちゃん』に興味を持って、それ関係の絵が多くなりました。しずくちゃんに関しては、現在アニメの DVD を大体観終えたので一段落という感じになっていて、最近は 2009 年十月からテレビアニメが始まった「たまごっち」の絵を描く事が多いです。
私の身分や身辺の状況も少し語らせてもらうと、サイト開設時には高校生(二年生に上がる頃)でしたが、2006 年の春に大学に入り、卒業したのが 2010 年。そのまま大学院に入って、二年間の修士課程を経て、今は博士後期課程の二年目に入った所です。2006 年(大学一年目)九月に自動車の運転免許を取りました。2008 年の 11 月に塾講師のアルバイトの話を貰って、これは去年(2012 年)の八月まで四年近く続けました。ずっと石狩の家に住んでいて、この四月からは父も東京の事務所を畳んでこちらに住む事になりました。取り敢えず、博士号を取る為には論文を書いたり学会発表をしたりしないといけません。
前述のいきさつが有って、今ファンアートを描いたりしているのは、主にスーパーマリオ・しずくちゃん・たまごっちの三本です。最近はツイッターで「マリオファン」の方と交流する機会が有ったので、ヨッシーアイランド以外のキノコワールドにも少し興味が拡がって来ました。
ただ、一枚のキャンバスにしっかり労力を注ぎ込んで、心に浮かんだ光景を描き出すという事がずっと出来ていなくて、不完全燃焼のような感じを抱き続けています。pixiv では、出した絵に対する他人の反応が即座に直接的に見えるので、サイトの開設以前とか、小さな個人サイトで発表していた頃とは感覚が違ってしまったのかも知れません。高評価を追い求めた訣ではないですけど。他方、ツイッターはああいう環境ですから、ちょっとした呟きのような絵しか描かなくなってしまいました。あと、色んな表現を試そうとするうちに、漠然とした「自分の好きな物」から ふらふら離れて行ってしまったような気もします。
あまり情動の大きい方ではないので、自分は何が好きなのか、自分でもあまり分かってなかったんですが、好き嫌いが無い訣ではないようで、やっぱり一番作り出したいのは「私の好きな異世界への窓」なんだなあと再認識しました。キャラクターの魅力とか、絵画表現の美しさとかも良いですけど。(ツイッターでぶつぶつ言うのはこういう内省には便利です。)今後またそんな絵を描ければいいなと思っていますが、怠け者なのでどうなるかな。
そう言えば、今年の目標は「成果を残す事」にしました。従来「もやもやと考えているだけでもいいや」という感じも有ったんですが、そうなると他人に見えないだけでなく、後から自分で振り返る時にも見えなくなるので、なるべく成果物を作り出すのを意識して行きたいと思います。応援してもらえると嬉しいです。
以上、書くのにすごく時間が掛かってしまって、早くも次回が心配ですが、これで日記を放置した分は取り戻せた…かな ? よね ? 今度からは軽く短く纏められたらいいな…。実は今日新しい iMac を買ってしまったので、移行前に旧 iMac について書こうと思ったんですが、今度にします。ここまで読んで頂いてありがとうございます。
4/5 金、+5:20 iMac の画面の故障
今この日記を書いている iMac は、分類上は Late‐2006 の 17 インチ、型番「MA590J/A」という機種で、2007 年の四月から六年間使っています。(型番とかで画像検索すれば外観が御覧になれます。)システムは購入時から Mac OS X 10.4。近いうちにシステムを 10.6 に更新して、使えるだけ使い続けようと思っていたんですが、最近液晶画面の一部が故障してしまいました。次の画像は真正面から撮った写真です。
画面全体を横に六等分して、一番左と、左から三番目の領域の色がおかしくなりました。左から三番目の方が症状が顕著。暗い色を表示すると白っぽくなってしまいます。この写真ではデスクトップ背景の上の方が明るく、下の方が暗いので、下の方だけ青白くなっているのが分かります。それに加えて、黄色の縦線も二本現れています。
こうなると絵を描くにはかなり不便で、壊れていない部分にウインドウをずらしつつ色を確認するような作業を強いられていました。これではシステムを更新したって使いにくい…。
という事で、(父の勢いで)おとついアップルストアに行って、新しい iMac を買ってしまいました。Late‐2012 の 21.5 インチ、型番「MD093J/A」で、最新の製品のうち一番小さくて安い機種です。学割が効いて 10 万 4400 円でした。システムは 10.8 が入ってるようです。
それならすぐにでも使い始めればいいんですけど、前から「10.4 をどうカスタマイズして使って来たか記録しておきたい」と思っていたので、次の記事に記述してから晴れて新しい iMac に引っ越そうと思います。古い iMac も何かに転用できるといいなあ。
あと、以前からお絵描きソフトの「Clip Studio Paint」を使ってみたかったんですが、システム 10.4 には対応していなかったので、ようやく購入できそうです。
4/5 金、+5:20 旧 iMac のカスタマイズの纏め
この記事は別に愉快な話でもなく、Mac OS X 10.4 の環境をどんなカスタマイズで使っていたか振り返って羅列するだけなので、敬体(デスマス体)ではなく常体で書く事にします。一つ一つ詳しく書くと長くなって大変だし、10.4 という古いシステムで今更参考にする人もほぼ居ないだろうから、なるべく簡潔に済ませますが、万一、質問など有ればお受けします。
GUI 部品の書き換え
画面表示の各部品の見た目(アピアランス)を記述しているシステムファイルを直接書き換え、見た目の一部を改造した。手を出したはいいけど作り込まずに終わったという感じで、あまり良い出来ではない。これを行ったのは 2007 年の二月頃、現在の iMac(Late‐2006)ではなく更に昔の機種(恐らく Late‐1999、丸っこい CRT‐画面の奴)を使っていた時。Late‐2006 へ引っ越す際にそのまま引き継いだ。
主な変更箇所は次の二枚の画像(改造前と改造後)に示される。
主に次のような変更を施してある。
- タイトルバー左端の閉ぢるボタンなど : 四角形にして、クラシック OS のように輪郭をくっきり描いた。
- 背面ウインドウのタイトルバー : 前面より白っぽいグラデーションにした。元々「テキストエディットについて」のウインドウや検索ウインドウが前面に出た時に背面のウインドウはこのように表示されており、それと共通にした。
- スクロールバー : 各部を四角形にした。スクロールサム(動く部分)は見た目を太くし、中の模様を除去した。
- メニューやシートダイアログの背景 : 不透明にし、縞模様を除去した。
- ウインドウ背景(画像には無い): 縞模様を除去した。
- 進捗状況バー(画像には無い): 動く模様をくっきりした縞にした。
目標は、飾りを取り除いて簡素にする事と、当たり判定をはっきりさせる事だったと思う。例えばウインドウを閉ぢるボタンを見ると、見た目は円形なのに、クリックの当たり判定は正方形(四隅がはみ出ている)で気に食わなかった。しかしシステムファイルを少し弄っただけでは当たり判定の制御が思うように行かず、結局完全には一致させられなかった。ウインドウやメニューなどの縞模様はシステム 10.5 で公式に無くなったので、知らずに先取りする形となった。
書き換えたファイルは、システムフォルダの内部、「/System/Library/Frameworks/Carbon.framework/Versions/A/Frameworks/HIToolbox.framework/Versions/A/Resources/Extras.rsrc
」という奥深くに在る。これを「Sprocket」というソフトで開いて書き換えた。このソフトは iMac Late‐2006 では起動するもののファイルを開けなくなってしまい(Intel CPU に変わったせいだろうか)、今では改造したくても出来ない。また、Intel CPU で動作するシステムでは「Extras2.rsrc」というファイルに変換する必要が有るらしく、これには「Extras2Extras2」というソフトを使用した。
Apple Mail のボタンの改造
Apple Mail のボタンのデザインも変更した。これは Mail.app のパッケージ内に有る TIFF‐画像を置き換えた。次の画像の一枚目が変更前、二枚目が変更後。
削除ボタンをバツ印にし(2007 年六月)、ボタン自体の色と形を変えた(同年十月)。色付きだったボタンが白地になったので、「A」など白い部分が見にくくなってしまった。これもあまり良い出来ではない。
GUI に関するその他の設定変更
- メニューが消える時のフェードアウトを無効化。これは「FruitMenu」の試用版の機能。試用期限が切れても効果が残ったので、ありがたくそのままにさせてもらった。なお、メニューバー右端の入力メニューなどには効果が出ない。
- シートダイアログがニュルッと出て来る動きを「TinkerTool」というソフトで高速化した。
- 一時期はスクロールアローを両端・両方向に表示させていたが、バーが短いと正常に表示されないので中止した。これも TinkerTool。
TinkerTool は、通常変更できない隠し環境設定の一部を簡単に制御できるようにしたソフト。これは各アプリケーション自体を改造している訣ではなく、環境設定ファイル内のフラグを書き換えている。
Dock の設定変更
- 背景色を黒に、動作中アプリケーションを示す三角形を白にした。元は白地に黒だったのを反転。これもシステム 10.5 での変更を先取りした事になる。「ClearDock」というソフトを使用。2005 年 11 月の日記にも書いてある。当時はシステム 10.2 を使っていた。
- 表示位置は画面左端の下端揃え。隠されたアプリケーションは半透明にし、ウインドウ収納時の視覚表現は「吸い込み」にした。TinkerTool を使用。
- Dock 上のアイコンの移動・追加・消去を禁止。これも隠し設定だが、TinkerTool は対応していないようなので、多分環境設定ファイルを直接書き換えたのだろう。
使用上はアプリケーションを Dock に一切登録せず、いわゆる「ランチャー」ではなく「動作中のアプリケーション一覧」として使っている。
なぜか時々 Dock の設定が初期状態に戻ってしまうので(隠し設定を使っているせい ?)、複製しておいた設定ファイルで復旧している。
全般的な機能に関する設定変更
- Finder のメニューに「Finder を終了」を追加(TinkerTool)。
- Finder のメニューで「新規 Finder ウインドウ」と「新規フォルダ」のショートカットキーを入れ替えた。前者が command‐shift‐N、後者が command‐N。どうやったのか不明。
- 「Service Scrubber」で「サービス」を整理。
- メニューバーに「サービス」を表示。どうやったのか不明。
- Safari のダウンロード先はデスクトップではなく専用フォルダに(Safari 環境設定)。システム 10.5 ではこれが標準になった。
- スクリーンショットの保存先をデスクトップではなく専用フォルダに。SystemUIServer の環境設定ファイルを書き換えたのかな。
Exposé は次のように設定。
- 画面右上の隅にカーソルを持って行くと、全ウインドウを退避させてデスクトップを表示。ファイルのアイコンをドラッグしながらデスクトップを出したり、デスクトップからアイコンを拾ってほかのウインドウに持って行ったりする時に便利。
- マウスの中央ボタンを押すと全ウインドウの一覧。
- option を押しながら中央ボタンを押すと、最前面アプリケーションの全ウインドウの一覧。
でも Mighty Mouse の中央ボタンは反応しなくなってしまった。
日付・時刻の書式
- メニューバーの時計に時刻だけでなく日付も常に表示されるようにした(下図)。ここに表示されるのは言語環境設定における時刻の書式(中)なので、その中に時・分・秒だけでなく月・日・曜日の項目も押し込んだ。
- 日付の書式(長)などでは数字と漢字の間に細い間隔(U+200A、hair space)を挿入(下図、灰色の文字)。
時刻の書式設定の画面には月・日・曜日の項目が表示されないが、日付の書式設定の画面からコピーして来ればよい…とウエブ上では教えられているが、私はそれは思い付かなかった。入力欄の中で「M」と書いてドラッグ・ドロップすれば月の項目に化けるという変則的な方法を見付けたので、これを使った。
キー配列
「Ukelele」で独自のキー配列を作った。2008 年の三〜五月頃に弄っていたようだ。
QWERTY‐配列を元にして、日本語ローマ字入力を楽にする意図で調整した。ホームポジションは通常より一つ右で、人さし指を A と U に置く。母音字やハイフンをホームに集めたり、V を左遷したりした。数字はテンキーに任せ、shift を押さずに最上段で記号類を打てるようにした。左手薬指が S と T を担当するので疲れる気もする。option を押している時の配列はテキトーで投げてしまったが、右上の方で結合用ダイアクリティックを打てる。
command や control を押している時は QWERTY に戻り、ショートカットキーを通常通りに入力できる。しかし Photoshop Elements 6 では何やら機能しない。例えば QWERTY における command‐A(改変済み配列では「[」に当たる)を押すとメニューの「選択範囲」が点滅するが、キャンバス上では何も起こらない。(今改めて試していたら、どこかメニューを開いている間なら正常に機能する事に気付いた。)
既に QWERTY の面影はほぼ無いが、「Qwerty‐JP」という名前が付いている。
その他の細かい改変
- デスクトップの右下にゴミ箱(「.Trash」)のエイリアスを置き、クラシック OS のゴミ箱アイコンを貼った。確か、「ターミナル」でシンボリックリンクというのを作ったけど、これにはアイコンが貼り付けられないので、更にそれに対するエイリアスを作ってみた所、「シンボリックリンクのエイリアス」ではなく直接「.Trash」へのエイリアスが出来たんだっけ。
- テキストエディットのメニューバーに「テキストエディット」ではなく「TextEdit」と表示されるようにした。アプリケーションのパッケージ内部の設定ファイルを弄った。システム 10.2 の時代にやったような気がする。
機能の追加
常駐したりする拡張機能。
- Como : ウインドウの重なり順を制御する。一時停止のショートカットキーは shift‐0 にした。
- ICeCoffEE : command を押しながら URL をクリックすると Safari で開ける。2 ちゃんねるなどの慣行で「ttp://www…」などと先頭を削って書いてある場合は、「www…」以降を選択してからクリックすればよい。
- Rubisco : ショートカットキーでウインドウの位置や大きさを操作する。メニューバーに有るジグソーパズルのアイコン。
- The Unarchiver : システム標準機能よりも多くの形式の圧縮ファイルを展開できる。
- GeekTool : メニューバー上に起動からの経過時間を表示する為に使用。元々「UpTimeInMenuBar」というソフトが CPU を占有してしまって使えなかったので代わりに導入したんだったかな。